E127系
1995年、701系の直流版として登場した車両で、新潟地区の165系の代替に用いられることになりました。701系との差別化を図ったのか、前面のスタイルに若干の変更が施されましたが、後に長野地区の165系の代替の為に導入された100番台は701系と共通の見た目になりました。コストダウンでしょうか。

E127系の特徴は、JR全体で見ても非常に珍しい東洋GTOを採用していた事。東洋GTOは私鉄でこそありふれた存在でしたが、JRグループでは他にJR四国の8000系の試作車だけで採用されたのみとなっていました。この東洋GTOは残念ながら現在はIGBTに更新されてしまっています。

2015年、北陸新幹線の開業に伴う沿線の第3セクター化で、妙高高原〜直江津〜市振間を受け持つことになったえちごトキめき鉄道に0番台が譲渡され、その後もJRに残っていた0番台も2022年に定期運用を離脱。その後どうなるのかと思っていたら、205系の置き換えの為に南武支線へと渡ってしまい大きな話題を呼びました。とはいえ、205系は4本いるのに対しE127系は2本しかいない為、中途半端な置き換えしかできておらず、残った車両は別の車両で置き換えるつもりなのかもしれません。

一方の100番台は大糸線や中央線の辰野支線を中心に広く運用が続いており、2025年時点では置き換えが行われる気配はありません。

上写真はA12編成、松本にて。
簡単な年表
1995/5/8 登場
1998/12/8 100番台登場
2015年 えちごトキめき鉄道へ大量譲渡
2022年 0番台の定期運行を終了(以降は予備車的な運用へ)
2023年 0番台の南武線での運行を開始
最終更新:2025/4/13
【100番台】A1(3枚)、A2,A4,A5,A7,A8(1枚)、A12(2枚)を追加。
【行先】ワンマン 南小谷、ワンマン 塩尻を追加。
【風景】4枚追加。



上述の通り、新潟地区の運用をE129系で統一することになったことから、半端に余剰になってしまった0番台はまさかの首都圏への転属を果たし、南武線の205系の代替車両に抜粋されてしまいました。マニアの想像が現実になってしまったようなトンデモ転配は大きく話題となりましたが、4扉から3扉に変更になった上、205系を全て置き換えるには本数が足らず、何とも中途半端な状態になってしまっています。そのうち100番台が1〜2本移ってきたりするのかなぁ…なんて勝手に思っていますが、どうなるやら。

撮影地:尻手


〜0番台/新潟地区〜
V4編成
除籍
→トキ鉄
ワンマン 豊栄行き
新潟
V8編成
除籍
→トキ鉄
新潟行き
新津
V13編成
除籍
→トキ鉄
ワンマン 新潟行き
新潟
編成不明
新発田行き
新潟
回送
アンパンマン
新津


〜0番台/南武線〜
V1編成
浜川崎行き
尻手
浜川崎行き
尻手
V2編成
浜川崎行き
尻手
浜川崎行き
尻手


〜100番台〜
A1編成
回送
松本
回送
松本
松本行き
松本
ワンマン
松本
塩尻行き
松本
A2編成
ワンマン
塩尻
信濃大町行き
信濃大町
A4編成
普通
松本
普通
長野
松本行き
長野
松本行き
松本
A5編成
普通
上諏訪
回送
松本
A6編成
普通
長野
A7編成
普通
松本
A8編成
普通
松本
普通
松本
ワンマン
松本
A10編成
ワンマン
長野
松本行き
長野
松本行き
長野
松本行き
松本
A11編成
ワンマン
松本
A12編成
普通
松本
ワンマン
松本


〜Others〜
標識灯 ドア半自動押しボタン貫通扉
車いすスペース車外スピーカー側灯 ワンマン表示転落防止幌ルーバー
製造表示


〜行先表示〜
尻手浜川崎
LED
小淵沢信濃大町ワンマン 南小谷 ワンマン 塩尻


〜車両の音〜
・E127系100番台走行音(東洋GTO)

【篠ノ井線】今井→篠ノ井(4分39秒:1.72MB)

私鉄に多い東洋GTOのモーター音。JRの車両でこの音を聞くと何だか新鮮です。0番台、100番台共に走行音は変わりません。

E127系車載発車ベル

ワンマン運転に使用する際に用いる発車ベル。100番台にて収録。

10秒(60.7KB)


〜風景・並び〜
長野長野松本松本松本松本
松本松本


〜その他〜
尻手

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