E501系
1995年、常磐線のいわゆる「中電」と「快速電車」の間を取り持つような存在として登場した車両で、当初の運用範囲は上野〜土浦間。土浦までの区間のサービス向上と混雑対策を目的として導入されました。何と言ってもこの車両の特徴はドイツ、シーメンス製のGTOインバータを走行装置に採用した事。このため、一時話題となった京急2100形よろしく、発車時には音階が流れていました(尚、E501系では、京急と異なり停車時にも音階が流れていました)。

中電がE531系に統一されるとこの車両は友部以北に封じ込めとなり、トイレの設置、方向幕の交換、5両編成の編成の走行装置の更新(国産のIGBTに変更)等が行われました。結果として上野周辺に来る事は無くなってしまい、本来の目的ではない区間で運行されることになってしまったわけですが、現在は中電も殆どE531系に変わっているので、通勤型のE501系が混ざっていてもそんなに違和感は無いのかもしれませんね。

上写真はK-701F、勝田〜佐和にて。
簡単な年表
1995/12/1 登場
2003/10頃 自動車内放送を搭載

最終更新:2025/11/16
【編成】K751、K752に1枚追加。
【Others】ドアを置き換え、側灯から先を全て追加。
【行先】上野を追加。



〜編成別(10連)〜
K-701編成
高萩行き
勝田
高萩行き
勝田
水戸行き
勝田〜佐和
いわき行き
水戸
K-702編成
いわき行き
水戸
K-703編成
土浦行き
三河島
いわき行き
水戸
K-704編成

水戸
回送
勝田
いわき行き
水戸
水戸行き
勝田
水戸行き
勝田
水戸行き
水戸
水戸行き
水戸


〜編成別(5連)〜
K-751編成
除籍
土浦行き
南千住
回送
水戸
K-752編成
除籍
→譲渡:JR九州
小山行き
水戸
いわき行き
勝田〜佐和
水戸
K-753編成
除籍
→譲渡:JR九州
いわき行き
水戸
K-754編成
→観光列車化
土浦行き
上野
高萩行き
水戸
高萩行き
水戸
小山行き
水戸


〜Others〜 ※一部「SAKIGAKE」にて撮影
車内 ドア パンタグラフ 転落防止幌 パンタグラフ
シングルアーム
座席
標識灯側灯 ドアコック貫通扉扉上案内表示
座席袖仕切り吊り革 優先席


〜行先表示〜 ※一部「SAKIGAKE」にて撮影
旧タイプ
土浦
新タイプ
高萩いわき小山水戸団体回送
上野


〜車両の音〜
・E501系(シーメンスGTO車)走行音

【常磐線】南千住→三河島(2分37秒:857KB)

シーメンス製の音階が特徴のGTOインバータ。JRグループで唯一の採用でした。転調してしまってからは他の209系統の音と大差なくなります。停車時にも音階が流れるのがE501系の特徴でした。

・E501系(東芝IGBT車)走行音

【常磐線】水戸→勝田(5分56秒:1.88MB)

更新後は東芝のIGBTになりました。JR東としては東芝のモーターは珍しいのかもしれませんが、音自体はそんなに特徴的な物でもありません。自動放送も設置されているので、特徴こそないものの「今の車両」らしくなっています。



〜風景・並び〜
上野水戸勝田

JR東日本のTopへ鉄道データのTopへTopへ